ネットワークの形成による広域等課題対応支援事業

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No.2 博物館セキュリティ強化・連携推進事業

No.2 博物館セキュリティ強化・連携推進事業)

実行委員会

博物館セキュリティ強化・連携推進事業実行委員会

中核館

公益財団法人 東京富士美術館

事業目的

・国内外の博物館セキュリティの事例を把握し、世界の博物館と連携・交流を推進することで日本のセキュリティ意識を向上させる。

・日本の実情に合わせた実践的で効果的な博物館セキュリティ体制を構築する。

・各博物館において、博物館や文化財の防災・防犯を専門とする職員の配置を促進するなど博物館セキュリティ体制強化を図るうえでの機運を醸成する。

事業概要

・日本の博物館セキュリティ体制の実態と、具体的な対策事例を調査・分析し、博物館セキュリティの強化に向けたネットワークを構築する。

・ICOM-ICMSの年次大会を日本で開催し、海外博物館のセキュリティ先進事例を共有・意見交換。大会を通して、海外のセキュリティ専門家に日本の博物館セキュリティに関する専門的なアドバイスを得て、今後の体制作りに活かす。

・ICOMを含む国際機関や海外で蓄積された博物館セキュリティに関する学術論文や報告書などの文献を調査し、その情報を国内の博物館。美術館と共有する。

実施項目・実施体系

1.国際連携事業
① 企画会議
② 国際会議
③ 報告会議(書面にて持ち回り開催)

2.文化遺産防災セキュリティチェック体制構築事業
① 計画会議
② 文化遺産防災セキュリティ調査
③ 報告会議(書面にて持ち回り開催)

3.データベース構築事業
① データ化・翻訳
② 報告会議(書面にて持ち回り開催)

実施後の成果・効果等

1.国際連携事業
・実行委員会での大会企画会議を2度実施
・ICOM-ICMS東京大会2023のハイブリッド開催
 →大会2日間で、15ヶ国から約140名が参加(海外からは24名)
 →12組13名の研究者・専門家による研究発表
 →国内外3名による基調講演
2.文化遺産防災セキュリティ体制構築事業
・海外セキュリティ専門家による防災セキュリティ調査を計12の文化施設にて実施
 →各地点でのセキュリティ対策に関する専門家のフィードバックを報告書に記録
 →同フィードバックは現地の施設にも共有され、各地のセキュリティ体制強化に向けた検討材料として今後使用される

視察日(2023年)視察地専門家の人数
10月8日兼六園(世界遺産申請候補地) 金沢城(世界遺産申請候補地)2人
10月8〜9日白川郷(世界遺産)2人
10月13日日光東照宮(世界遺産) 日光東照宮宝物館20人
10月14日東京富士美術館 高尾 599 ミュージアム 高尾山(日本遺産)17人  
10月15日元離宮二条城(世界遺産) 京都市京セラ美術館1人
10月16日姫路城(世界遺産)1人

3.データベース構築事業
・日本語版 ICOM-ICMS東京大会2023報告書の作成(製本)
・英語版 ICOM-ICMS東京大会2023報告書の作成(製本)
・日本語版 博物館防災セキュリティ視察報告書の作成(製本)

事業実績(PDF)

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