地域課題対応支援事業

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No.22 阿蘇地域の博物館等施設連携とメタバース活用による学習機能強化推進事業

No.22 阿蘇地域の博物館等施設連携とメタバース活用による学習機能強化推進事業)

実行委員会

阿蘇火山博物館

中核館

阿蘇火山博物館

事業目的

・連携施設を増やし阿蘇の様々な社会教育施設等の機能強化を図る。
・多くの学校や観光客が阿蘇を素材とした自然や文化・防災を学べるようなフィールドをつくり、各社会教育施設を活用した学びへの広がりを持たせる。
・メタバース等を活用した博物館等のコンテンツを集約した「阿蘇総合博物館」の作成
・博学連携を進め学校の学習カリキュラムと紐づけすることで各社会教育施設の認識度の向上を図る
・補助金に頼らない学校の学習活動における資金捻出策の確保

事業概要

・阿蘇地域の各社会教育施設による「機能強化委員会」を継続
・阿蘇地域の各社会教育施設の主要な収蔵資料情報を組み込んだメタバースを作成 
 →各施設・資料の紹介、解説を組み込む
 →学習カリキュラムと施設のコンテンツを紐づけし、学習単元の中へ組み込む
・メタバースを活用して博物館等の施設についての認識を深めるとともに、施設を有効活
用した学習プログラムを作成し、現地学習へと繋げる
・補助金がなくても学校が阿蘇を訪れてもらえるような、資金裏付けシステムの確保

実施項目・実施体系

1.阿蘇地域の博物館等の施設による「機能強化委員会」を拡充(期間中2回)
・「博物館等の機能強化委員会」を設置し運営開始したが、各施設のもつメリットを結び、より有機的な連携を図ることができた。
2.「阿蘇総合博物館」メタバースの作成
・メタバースの作成に伴う素材検討及び解説書作成のための検討会議(期間中3回)
 →学校の学習カリキュラムと各施設の素材を紐づけて考える
 →各施設の紹介・ピックアップ資料の紹介・解説を組み込む(各5~10点)
・阿蘇地域の様々な博物館や資料館をネットワーク化し「阿蘇総合博物館」的な役割を構築する(Web上にメタバースミュージアムを構築)
3.阿蘇地域の学びを教育カリキュラムに組み込み、博学連携を深めるための意見交換(期間中2回)
・阿蘇地域の豊かな自然と独特の文化を熊本県内の子どもたちに知ってもらい、子供たちが1度は阿蘇に訪れてもらうための環境づくりを進める
 →どのように学校側へアプローチを進めていくべきなのか検討
・学校のカリキュラムと博物館や資料館で学べる内容との紐づけ
 →学習単元の中への組み込みにつなげる
・今後の国際化を踏まえ、熊本のインターナショナルスクールとも協働
4.学習パッケージ(実物資料)とICT(デジタルデータ)等を活用した授業及び「阿蘇学習プログラム」の運用
・メタバース「阿蘇総合博物館」を活用した事前授業(熊本県内小・中学4校)
 →現地学習前の予習や学習として、阿蘇の博物館等施設の認知と活用を深めさせることを目的としたメタバースの活用
・阿蘇地域の各施設を活用した「阿蘇学習プログラム」の試行実施
(熊本県内小・中学4校)
 →学習テーマに則った「学習プログラム」を作成し、阿蘇の各施設を訪問、現地学習活動を展開
 現地学習試行校としてインバウンド増加を鑑み、また海外企業の熊本誘致に伴い学生増加が予想されることにより、インターナショナルスクールを試行の中に組み込んだ
5.学校の学習活動に伴う資金調達のシステム作り検討会議(期間中1回)
・補助金を利用しなくても学校が阿蘇を訪れてもらえるような資金の裏付けシステムを検討する
 →熊本市教育委員会へふるさと納税資金等の活用について相談。
  現時点では個別対応となる。
 →各市町村へ教育活動に対する補助金の活用方法等について引き続き相談していく

実施後の成果・効果等

・阿蘇地域の博物館や資料館自体の機能強化と地域における「阿蘇総合博物館」的機能の構築
・実物資料とデジタルコンテンツを活用して、多様なコンテンツを分かりやすく提供
・学習カリキュラムと各施設のコンテンツを結び付けることにより博学連携をさらに深め、学びへの探求心を広げる
・阿蘇地域にある各社会教育施設の学校へ対する認知度の向上
・阿蘇地域で学べる学習内容と学校の学習カリキュラムとを紐づけたことにより阿蘇の各施設の利活用を高めた
・阿蘇を訪れる前に子どもたちがデジタルにて触れたことにより探求心を高め、学びの向上につながった
・補助金を使わなくても学習活動ができるように熊本県教育委員会や各市町村へのアプローチを進めた(継続的に検討していく)

事業実績(PDF)

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