地域課題対応支援事業

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No.36 ちくごアートリレーション2022 ちくごアート企画室

No.36 ちくごアートリレーション2022 ちくごアート企画室)

実行委員会

ちくごアートファーム計画実行委員会

中核館

福岡県立美術館

事業目的

これまで取り組んできた『ちくごアートファーム計画』、『CHIKUGO ART POT』の成果を活かし、アート事業を通じて地域文化資源を発掘しつつ地域活性化を図るとともに、アートマネジメント人材の実践の場を館外へと拡げ、地域における文化芸術活動の拠点としての役割を強化する。福岡県立美術館が核となり、九州芸文館を拠点として地域住民への情報発信を強化し、住民どうしの交流を促す仕組みを作ることによって、より創造的な文化土壌の形成に取り組む。

事業概要

『ちくごアートリレーション』は2022~23年にわたる2ヵ年計画での美術展開催および新旧アートサポーターが協働する仕組みの構築を目指した人材育成事業に着手した。2ヵ年計画の初年度『ちくごアート企画室』(2022年度)では次年度の『かえる場所』(2023年度)展開催に向けてのリサーチ及びプランニングを市民に開き、協働を促した。
■アウトリーチ活動を行うアートサポーターの募集・育成
大学生・一般のアートサポーター10名(新)・3名(旧)が、講座・ミーティング(計5回)を受講し、『ちくごアート企画室』で地域住民との対話を促すお茶会、対話型ギャラリートーク、アートサポーターによるSNS発信、ワークシート、感想シートなど、プログラムの実践に取り組んだ。
■『ちくごアート企画室』を通じて地域住民・団体とのネットワーク構築
柳健司(1961-/佐賀)、KITA(2022-/インドネシア、コアメンバーは、北澤潤、アナスタシア・ユアニタ、シティ・サラ・ライハナ、ムニフ・ラフィ・ズディ)、酒井咲帆(1981-/福岡)+いふくまち・ごしょがだに保育園の3組のアーティストを招聘して実施した展示・ワークショップや、コミュニティと深く関わりながらアート的な実践に取り組むゲストを招いてトークなどを行なった。また、学芸員が会場に常駐し地域のニーズに触れるべく、来場者とのコミュニケーションを図った。

実施項目・実施体系

1. プロジェクトアートサポーター(新)育成

(1)募集チラシ作成・配布・募集

2. プロジェクトアートサポーター(旧)育成

(1)募集

(2)アートスタッフ経験・ノウハウ記録書作成

1,2共通 プロジェクトアートスタッフ(新・旧)育成

(1)講座・ミーティング実施(5回)

(2)プロジェクト『ちくごアート企画室』の実践

(3)プロジェクト振り返り・来年度に向けて

(4)アートスタッフアンケート(不定期/10~3月)

3. プロジェクト・関連企画の実施

(1)企画会議(月1~2回×12回)

(2)アーティストとの打合せ

(3)アーティストの現地下見

(4)広報物作成・配布

(5)設営・撤収

(6)プロジェクト『ちくごアート企画室』の実施

(7)トーク、ワークショップ等関連企画の実施(13回+会期中随時)

4. 記録集作成

(1)打ち合せ

(2)作成

(3)印刷・納品

実施後の成果・効果等

1)グループ展『ちくごアート企画室』を通じて地域のニーズに触れたことで、地域住民・団体の中で『かえる場所』(2023年度)との協働の申し出が複数得られ、地域住民・団体とのネットワークを構築することができた。

2)人材育成プログラムではアートサポーター10名(新規募集)、アートサポータープラス3名(経験者)が参加し、学芸員を目指す大学生や文化観光行政関係者、文化芸術事業関係者などを育成した。アートサポーターと地域住民たちとの交流・対話型プログラムを通じて、文化芸術が持つ可能性や柔軟性について理解を広く促し、社会における文化芸術の浸透を促すことができた。

事業実績(PDF)

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