地域課題対応支援事業

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No.31 玩具や人形に関するコレクションを公開し、未来へ引継ぐプロジェクト

No.31 玩具や人形に関するコレクションを公開し、未来へ引継ぐプロジェクト)

実行委員会

日本玩具博物館

中核館

日本玩具博物館

事業目的

  1. 個人運営博物館の貴重なコレクションを散逸することなく持続させるための体制や活動を協議検討し、実現方法を明確化する。
  2. 所蔵品や資料のデジタルアーカイブに取り組み、新しい展示の試みにより資料価値を伝える。
  3. 地域における観光振興に寄与する。

事業概要

1.博物館継続のための法人化検討
個人事業主が運営する博物館相当施設は珍しく、文化遺産となるコレクションや研究資料を散逸させずに後世に繋ぐため、法人化を検討する。
併せて、博物館有識者、地域で公益活動をされている篤志家、士業関係者、公益事業支援協会からの助言や指導の下、法人化に向けて具体的な活動方針を決定する。
2.資料のデジタル化に向けた全体計画の立案と第一段階の実行
過去の資料を種類別に分類し、デジタル化の優先順位を決定。第一段階として、アナログ資料のデジタル化と、デジタルデータの分類、データベース投入のためのデータ変換処理を実施する。
また、デジタル化したデータの活用を検討し、新たな展示方法を試みる。
3.連携先である姫路市・姫路観光コンベンションビューローからの後援支援、SNS やホームページでの相互情報発信

実施項目・実施体系

1 日本玩具博物館運営継続のための法人化推進
① 法人化勉強会
② 法人化のための事前準備会議実施
③ 法人化推進会議実施
2 収蔵品・資料のデジタル化
① 資料の集約・分類・デジタル化方針立案
② 紙資料デジタル化
③ ネガ・ポジフィルムデジタル化
④ 資料・企画記録写真デジタル化
⑤ Word 収蔵品カードExcel 変換
⑥ 収蔵品デジタル撮影
⑦ 収蔵品動画撮影・動画編集
3 観光振興のための連携
① 特別展後援支援
② 館内撮影とSNS による情報発信
③ アンケート調査支援

実施後の成果・効果等

全国でも珍しい博物館相当施設に指定されている個人立博物館として48 年間運営してき
た。しかし、コロナ禍における入館者数激減に加え、運営の中心を担ってきた館長、事
務主任の高齢化により、個人事業としての博物館運営の限界や、地域力低下など様々な
要因が重なり、存続の危機に陥っていた。
効果と成果
①継続させるためには運営基盤(組織体制・人材・資金)の強化が必要であることは明
確で、博物館継続検討会議に博物館有識者や地域の支援者を招致することで、今後の具
体的な運営体制の方向性や事業方針を決定することができた。
②博物館に存在する資料調査で、人的リソースと事業期間からデジタル化が最優先であ
ると判断し、デジタルアーカイブのフェーズを分け、今年度は、第一段階である資料の
デジタル化を推進した。活用されずに眠っていた古い紙の資料やネガ・ポジ・写真をデ
ジタル化し、データベースへの移行を見据えたレコードの作成が完了した。また、資料
のデジタル画像や動画を作成することで、来館者の皆様に新しい展示体験を楽しんでい
ただくことにも成功した。来年度は次フェーズであるコレクションデータベースを構築
し、人材育成、地域の小学校での教育コンテンツとしての活用など、利活用の方法をま
とめたコンテンツメニューを作成する。
③有期ではあるが補助事業に携わる地域からの人材も受け入れ、姫路市観光課とも連携
して情報発信するなど、事業を通して新しい人脈作りができたことも大きな成果であっ
た。
個人立の小さな博物館が抱える問題を明らかにし、文化遺産となるコレクションをいか
にして次世代に継承していくか、地域における博物館の役割を再認識し、未来へ引継ぐ
ための大きな一歩を踏み出すことができた。

事業実績(PDF)

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