地域課題対応支援事業

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No.30 コロナ禍に対応し、ポストコロナを見据えた事業モデルの開発

No.30 コロナ禍に対応し、ポストコロナを見据えた事業モデルの開発)

実行委員会

ミュージアム活性化実行委員会

中核館

大阪歴史博物館

事業目的

コロナ禍を契機とし、博物館が地域とともに活性化すること、博物館のデジタル化の推進に取り組んで行く。

事業概要

コロナ禍に対応し、ポストコロナを見据えた事業モデルの開発
・近隣地域をとの協働・情報共有により、地域映像アーカイブを共に発展させていくための足掛かりとする。
・教育環境利用や創造活動など多方面での利活用を促進し、館蔵資源の価値向上に繋げ、また、感性豊かな人材育成と新たな鑑賞体験を提供する。

実施項目・実施体系

(1)超域的地域映像活用モデル形成事業
①プロジェクトメンバー全体会議
②収集フィルムの状態検査とデジタル化、ファイル化
③シンポジウムの開催
④上映会、ワークショップ、イベントの運営
(2)収蔵品画像多言語オープンデータ
①写真撮影、テキスト準備・翻訳
②サイトでの公開開始
③ウェブアンケートの実施
④報告書の作成・発信
(3)館蔵資料の映像教材によるオンラインアート授業コンテンツ「カラフル☆アートクラス 油滴(ゆてき)♡ステキ」
①企画検討会議の開催、コンテンツ制作
②オンライン授業実施
③アンケート実施
④報告書の作成・発信

実施後の成果・効果等

(1)超域的地域映像活用モデル形成事業

本事業にてデジタル化した素材を用い、上映会を含むシンポジウムをすべてオンラインで行ったことにより、ふだん、直接交流することのない他の地域映像アーカイブの実践者、あるいは被写体となる他地域の歴史・文化担当者と交流することができた。記録映像の中には、ただ提示するだけでは活用されにくいものもあるため、劇場のような静寂を必要としないオンラインの視聴空間の開設には、自由な知識交換や研究的価値の広がりをもたらす効果が認められる。

(2)収蔵品画像多言語オープンデータ

収蔵品画像の国内外への公開と利活用のため公開している「大阪市立東洋陶磁美術館 収蔵品画像オープンデータ」に、新たに収蔵品10作品の追加公開を行い、さらに認知度の上昇や利便性のさらなる向上を目的とするウェブアンケート調査を実施し、利用状況と利用者のニーズを把握し、今後の運営と展開の参考とすることができた。

(3)館蔵資料の映像教材によるオンラインアート授業コンテンツ「カラフル☆アートクラス ゆてき♡ステキ」 大阪市では初めてとなる2つの学校をつないだオンラインのアート鑑賞学習の授業として、参加した児童からは「すごく油滴天目茶碗が美しかった。いつか本物をこの目で見てみたい」など好評を得た。独自の分かりやすい映像教材やクイズ参加形式、さらに高精細レプリカにふれる機会などの工夫を加え、オンラインのアート鑑賞学習授業の新たな可能性を示すものとなった。

事業実績(PDF)

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