地域課題対応支援事業

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No.8 中国古代青銅器の3Dデジタルコンテンツを活用した新たな鑑賞・教育モデルの構築およびその地域的波及に関する事業

No.8 中国古代青銅器の3Dデジタルコンテンツを活用した新たな鑑賞・教育モデルの構築およびその地域的波及に関する事業)

実行委員会

泉屋博古館東京

中核館

泉屋博古館東京

事業目的

●中国古代青銅器のもつ美術的・文化史的意義をわかりやすく発信し、それらを収蔵する博物館・美術館の価値向上を図る。

●最新のテクノロジーを用いた展示・教育モデルを提示することにより、実物展示のみでは得られない新たな学習体験を提供する。

●あえて中国古代青銅器という文化資源に着目し、東京の枠組みのなかで埋没しがちな港区の地域としての特性を浮かび上がらせ、それを普及していくことにより、地域社会の理解の醸成に積極的に参画する博物館・美術館像を目指す。

事業概要

本事業は、泉屋博古館東京での展覧会「不変/普遍の造形―住友コレクション中国青銅器名品選―」の開催(1/14-2/26)を核として、以下の内容により実施された。
●展覧会では中国古代青銅器の実物展示とともに、3Dスキャン撮影データを元にした動画およびホログラムを展示会場内にて上映、中国古代青銅器の新たな鑑賞方法を提示した。なお、会期終了後には動画ならびに展示室VRをWEB公開している。
●港区内で中国古代青銅器を所蔵する根津美術館との連携により、松岡美術館も含めた3館での関連イベント「港区青銅器サミット2023」および「港区内3館をめぐる中国古代青銅器スタンプラリー」を実施。
●東京学芸大学と連携した公開講座・ワークショップでは「金文」に着目し、金文の鑑賞入門講座と、金文を古印に鋳造するワークショップを連続で開催。他機関との連携を活かし、座学と体験も伴う新たな鑑賞プログラムを構築し、実施した。

実施項目・実施体系

1.中国古代青銅器展の企画・開催
(1) 中国古代青銅器の3Dスキャン撮影・デジタルコンテンツの作成
(2) 展覧会の広報活動
(3) 泉屋博古館東京における中国古代青銅器展の開催
(4) ホログラムを用いたデジタルコンテンツの公開
2.根津美術館との連携による展示関連イベントの開催
(1) 打ち合わせ
(2) デジタルスタンプラリー作成・開催
(3) トークイベント開催
3.東京学芸大学との連携による公開講座・ワークショップの実施
(1) 打ち合わせ
(2) 広報活動
(3) 公開講座・ワークショップ開催

実施後の成果・効果等

1.中国古代青銅器展の企画・開催
(1)展覧会開催
  「不変/普遍の造形―住友コレクション中国青銅器名品選―」
  会期:2023年1月14日(土)― 2月26日(日)(開館38日間)
  来館者8,650名(会期38日、平均227名/日)
(2)デジタルコンテンツの作成・公開
  ・3Dスキャン・高精細撮影を実施(2022年12月)
  ・撮影データを元にしたコンテンツ制作・公開
  ① 映像3種→展覧会期間中講堂およびサイネージにて上映
  ② 虎卣ホログラム→展覧会期間中 展示室内にてホログラム展示実施
  ③ 鴟鴞尊3DAR→デジタルスタンプラリー3館達成賞として使用
  ・動画・展示室VRのWEB公開(2023年3月28日)
  https://sen-oku.or.jp/2303youtube/
2.根津美術館との連携による展示関連イベントの開催
  根津美術館、松岡美術館とともに3館連携イベントを実施
(1)「港区内3館をめぐる 中国古代青銅器デジタルスタンプラリー」実施
  2023年1月14日(土)― 2月5日(日)参加者178名、3館達成者53名
(2)トークイベントⅠ「港区青銅器サミット2023」実施
  2023年1月21日(土)13:30 – 15:30 参加者47名
3.東京学芸大学との連携による公開講座・ワークショップの実施
(1)トークイベントⅡ「謎の古代文字―金文鑑賞入門―」実施
  日時:2023年1月28日(土)13:30 – 15:30
  参加者46名
(2)ワークショップ「鋳物体験―古印をつくろう―」
  日時:2023年1月29日(日)①13:00 – 15:00、②15:30-17:30
  参加者計39名
  *トークイベントⅡ・ワークショップ連続参加者9名

事業実績(PDF)

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