地域課題対応支援事業

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No.4 あきた鉱山系資料館ネットワーク構築事業

No.4 あきた鉱山系資料館ネットワーク構築事業)

実行委員会

あきた鉱山系資料館ネットワーク構築事業実行委員会

中核館

秋田大学大学院国際資源学研究科附属鉱業博物館

事業目的

秋田県内の5つの鉱山系資料館がネットワークを形成し、各資料館が抱える個別および共通の課題を解決するために協働する。資料館で活動する人材の専門的知識の底上げを行う。デジタル技術を用いて各館が所蔵している貴重資料の保存と活用を促進する。

事業概要

1)資料館の関係者が一堂に集まり交流する場を作り、情報共有と意見交換をする。

2)秋田大学鉱業博物館が、資源分野を学ぶ講座を提供し、各館で活動する職員・ボランティアの専門的知識の底上げを行う。 3)デジタル技術を用いて各館が所蔵している貴重資料を記録し保存するとともに、標本の魅力を広く一般に伝えるために3D動画やAR技術を用いた展示を展開する。

実施項目・実施体系

1)鉱山系資料館交流事業「鉱山サミット」を開催し、交流会、記念講演会、施設見学会を実施

2)資源関連分野の専門的な内容を系統的に学ぶことができる6本のオンデマンド講義を実施

3)博物館および資料館所蔵の代表的な標本のデジタルアーカイブを作成し、全館で同時公開

実施後の成果・効果等

地域の中核的な大学博物館が主体となって資料館のネットワークを構築し情意見交換をすることで、衰退した旧鉱山町や鉱山系資料館が置かれている現状を認識し、直面している問題についてどのような解決方法があるかについて議論することができた。この事業では、資源関連分野の学習の機会が少ない職員やボランティアなどの鉱山資料館関係者向けの様々な研修をおこない、所蔵標本のデジタルアーカイブ化を推進し展示コンテンツの同時公開をおこなった。これらの活動を通して、秋田地域の各地に孤立する鉱山系資料館を包含し、共同で所蔵標本の適切な管理や魅力的な展示を行いその情報を発信できる一つの大きな枠組みの基礎を構築し、その発展の道筋をつけることができた。

事業実績(PDF)

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