地域課題対応支援事業

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No.2 ミュージアムの資源を活用した独創的な地域観光コンテンツの開発と普及

No.2 ミュージアムの資源を活用した独創的な地域観光コンテンツの開発と普及)

実行委員会

仙台・宮城ミュージアムアライアンス

中核館

せんだいメディアテーク

事業目的

複数のミュージアムの学芸員と地域のアーティストやクリエイターが協働し、市民や観光客などの利用者目線に立った情報媒体を研究・制作する。これにより効果的な情報発信を実現し、またその制作過程や、ガイドツアーなど普及プログラムを通じて、地域の文化財や知的資源に親しみ、それを活用・発信する人材を育成する。

事業概要

当実行委員会はさまざまな分野のミュージアムの連合体であり、多様かつ多角的な視点から地域文化と関わることができるこれまでの強みに加え、本事業においては、クリエイターなど他の専門家と共働することにより、地域の自然や歴史、市民活動などの文化資源を、横断的・創造的な観点で掘り起こしより親しみやすい表現で発信する。   

(ア)    一番使える/一番ほしいミュージアム観光ガイドの研究と制作 
複数の専門分野をまたぐ独創的なテーマ設定による観光ガイド(複数の観光ルートを掲載)。そのための研究会(編集チーム)を複数の館の学芸員、デザイナー、市民研究者などで組織して進める。また、多言語対応とし、英語・中国語に対応させる。

(イ)    ガイドと連携したツアープログラムやサテライト展示 ガイドの制作にあたり、ミュージアムや文化財を紹介する試験的なツアープログラムを行う。また、仙台市内中心部の商業施設などにミュージアムの情報を集約したサテライトの展示をおこなう。

実施項目・実施体系

1.一番使える/一番ほしいミュージアム観光ガイドの研究と制作 
①編集チームによる研究会
②ガイドの実制作
2.ガイドと連携したツアープログラムやサテライト展示
①ツアーイベント
②アンケートの実施
③サテライト展示

実施後の成果・効果等

市井のデザイナーやクリエイターなどとの協働によって、ミュージアムの学芸員だけでは気付かない視点を取り入れた企画と、それに基づく情報発信媒体の制作をおこなうことができた。特に仙台に住む外国人の視点から、仙台の街の魅力を紹介する内容とできたことや、また制作物の配布先として、仙台への来訪者の数が多い台湾に直接媒体の配布先を確保できたこと、あるいは、商業ビル内のギャラリーの一画に、当実行委員会の情報発信コーナーを設置できたことなどは、今回協働した先の人たちのノウハウであり連携の成果である。またこうした取組は、地域課題や観光振興、また国際交流や発信の観点からも有効であったと考える。

事業実績(PDF)

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