ネットワークの形成による広域等課題対応支援事業

年度絞り込み

事業区分で絞り込み

No.5 自然史デジタルミュージアム推進事業

No.5 自然史デジタルミュージアム推進事業)

実行委員会

特定非営利活動法人 西日本自然史系博物館ネットワーク

中核館

大阪市立自然史博物館

事業目的

本事業の目的は効率的かつ持続可能な自然史分野のDX化を小規模館を取り残すことなく進展させることである。既存技術を組み合わせたオープンイノベーションにより課題解決を迅速に推進する3カ年の戦略を策定しつつある。この実現にはネットワークの利点を生かした共創的な取組が欠かせない。小規模館でも必要なスキルを各学芸員がもち、自館のデータについて責任を持てる体制を作るための研修を充実させる。

事業概要

本事業ではDX化進展のための戦略の共有と国際連携を重視し、周辺をサポートできる拠点館に資料撮影スタジオ環境を整備、自動化のためのソフトウェア共有をはかり、デジタル資源活用のための各種研究会や研修を企画実施する。

実施項目・実施体系

1.自然史系資料デジタル化のための技術レビュー及び戦略策定
  ①技術レビュー及び戦略の明確化
  ②自然史資料デジタル化プロセスと資料管理に関するワークフローの検討
2.資料デジタルイメージング拠点の運用と拡充
  ①拠点の拡充と運営体制の確立
  ②ワークフローの改善・確立および・既存大規模データ公開支援
3.自動処理及び市民参画によるデジタル自然史資料整備の加速とその活用検討
  ①WEBアプリの運用と改善、市民参加によるデータキュレーションの推進
4.情報共有、対応能力底上げのための研修・技術交流
  ①学芸員のための情報技術講習
  ②高度なデジタル自然史資料公開のための実習

実施後の成果・効果等

事業参加館数20館以上(研修などを含む)など、多くの博物館とともに事業を進めることができた。その結果、以下のような参加を得ることができた。
対面参加者 120名  その他見学者600名超、オンラインリアルタイム参加者 合計159名、見逃し配信利用者 1,349回(2024年2月現在)
海外のデジタル化の標準と国内の議論を2024年度の国際学会の準備を順調に進めることができた。その他各博物館の学芸員間の共同作業を促進する取り組みを進めることができた。

事業実績(PDF)

<戻る