地域課題対応支援事業
年度絞り込み
事業区分で絞り込み
No.15 安曇野市の歴史文化遺産の再発見事業
実行委員会
安曇野市の歴史文化遺産再発見事業実行委員会
中核館
安曇野市豊科郷土博物館
事業目的
・冊子の刊行や講座の開催等により、安曇野市三郷地域の歴史文化遺産の魅力を市民にわかりやすい形で発信し、地域の歴史文化遺産への関心を高めてもらうとともに、地域おこしの材料を提供する。
・公民館及び社会福祉協議会との連携により、冊子を講座において活用することで、普段博物館施設等へ出かけることが難しい市民や高齢者の生きがいづくり、生涯学習の推進を図る。 ・地元の小学校又は中学校の総合的な学習の時間等において、刊行した冊子を活用してもらう。
事業概要
・中核館となる安曇野市豊科郷土博物館や安曇野市教育委員会の職員、さらに地元有識者等の共同執筆により、三郷地域の歴史文化遺産を紹介する一般向けの冊子を刊行する。一般向けに配布する他、地元の小中学校に配布し、授業等で活用してもらう。刊行した冊子の内容は博物館バーチャルミュージアム(WEBサイト)上に公開し、市域内外に地域の歴史と魅力を発信する。
・事業過程における地域との連携の一環として、地元中学校の生徒と一緒に調査活動を実施する。 ・執筆に伴う調査成果をもとに、三郷公民館及び社会福祉協議会三郷支所等と共働して、地域住民を対象とした講座を実施する。また、令和元年度から刊行した『明科の宝』、『穂高の宝』、『豊科の宝』を活用した講座を行う。
実施項目・実施体系
1.三郷の歴史文化遺産再発見事業
(1) 実行委員会の開催 (実行委員会)
(2) 冊子『三郷の宝』作成 (冊子編集)
① 現地調査・資料調査 (調査)
② 冊子の執筆・編集 (執筆編集)
③ 冊子印刷業務 (冊子印刷)
(3) 市民への発信 (市民への発信)
① 冊子の刊行 (冊子刊行)
② 三郷公民館講座 (講座開催)
③ 豊科郷土博物館講座 (講座開催)
④ 中学生における調査活動 (学校との連携)
⑤ 社会福祉協議会における講座 (福祉事業者との連携)
⑥ 貞享義民記念館講座 (講座開催)
実施後の成果・効果等
・冊子『三郷の宝』2,500部を刊行した。三郷地域の文化施設利用者、講座参加者をはじめとして市民一般へ広く配布していく。また本書はデジタルデータとしても納品されているため、安曇野市ホームページ等で閲覧できるようにしている。
・三郷地域の中学校において、総合学習の時間を利用し生徒と共に地域の調査・体験活動を実施した。これらの成果については、『三郷の宝』の中にも記事として掲載することができた。 ・三郷公民館、貞享義民記念館、社会福祉協議会との共催で講座を実施した。講師は実行委員や教育委員会職員が務めた。これにより市民への学習の場を提供するとともに、異種事業者との連携体制を確立できた。とりわけ、これまで連携の実績がなかった社会福祉協議会と連携体制ができ、今後文化福祉連携による社会包摂の取り組みを推進できるようになったことは、新たな事業展開として特筆すべき成果である。
事業実績(PDF)