地域課題対応支援事業
年度絞り込み
事業区分で絞り込み
No.5 地域の記憶「共創」アーカイブ事業
実行委員会
山形アーカイブ実行委員会
中核館
山形大学附属博物館
事業目的
刻々と変化を遂げる山形市の中心市街地の資料と風景と人々の証言、そして地域の博物館が収集してきた資料などをデジタル化して山形市民だけでなくさまざまな人々と共有することによって、中心市街地の活性化、文化観光の推進、国際交流、次世代教育への活用、文化遺産の防災などの地域課題の解決の糸口をつくることを目的とする。
事業概要
大学の研究者、博物館学芸員、そして山形市民が協働して、山形市中心市街地の江戸時代から現代までの変化を、資料と写真、人々の証言、博物館資料などをデジタルアーカイブ化する。また、デジタルアーカイブの意義はもちろんのこと、山形市を物語る資料とは何かを山形市民に伝えるための普及イベントを実施し、資料の収集と活用方法の普及に努める。
実施項目・実施体系
1.共につくる
(1)デジタルアーカイブ構築
①まちの記憶を残し隊資料収集
②山形アーカイブ(共創アーカイブ)構築
2.活用する
(1)まちの記憶を残し隊
①ななはく!(まちの記憶を残し隊報告会)
実施後の成果・効果等
デジタル・アーカイブの登録件数は、山形大学附属博物館所蔵資料約700点、山形市郷土館所蔵資料約200点、最上義光歴史館所蔵資料20点。アーカイブ公開は4月1日(予定)のためアクセス数は未計測。デジタルアーカイブの普及イベント「ななはく!」は3回実施。参加者ののべ人数は579人。そのうちアンケート回答者数は178人で、約30%の高い回答率を示した。自由記述欄は大学生の参加に対する称賛と事業計測を望む声が多数を占めた。構成団体以外に、記憶を聞く会話者3名、記憶の証言協力者11名、アーカイブへの資料提供への申出者4名、所蔵資料に関する相談者3名。山形市民がまちの歴史に対する関心の高さと風景や記憶が失われる危機感を持っていることが確認できた。また、山形市の観光振興(料亭文化の発信)などの中核館が学術的に協力するなど連携関係も順調に構築することができた。
事業実績(PDF)