MuseumDX(博物館DX)推進事業

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No.4 大阪市内で活動する博物館群の所蔵データ公開に向けての基礎共通フォルダ考案・構築に向けての制作事業

No.4 大阪市内で活動する博物館群の所蔵データ公開に向けての基礎共通フォルダ考案・構築に向けての制作事業)

実行委員会

ミュージアム活性化実行委員会

中核館

大阪歴史博物館

事業目的

実行委員会では、館種の異なる各館の所蔵品を最大公約数的に取りまとめるWeb上でのフォルダ(目録)を作成し、類似所蔵品のデータを収めるようにする。それらデータを2025大阪・関西万博に向けて、機構と連携し、リアル展示とWeb上で公開する「大阪博」を開催する予定である。「大阪博」は、過去から現在、そして未来の世代へと引き継ぐべき各館の所蔵品をその来歴を含めWeb上で紹介し、実際に各館での展示を行うことで様々な方々の来館を促し、これら所蔵品を多くの方に知っていただくことで来阪を促し、都市大阪の賑わいの創出に寄与することを目的とする。
さらには、この万博に向けた「大阪博」をベースに、連携する各館及び大阪市文化財協会、大阪市内の中小の博物館施設の資料も含めた「大阪博Ver.2.0」を取りまとめ、2025年以降に公開できるようシステムを構築し、機構HPでの公開及びジャパンサーチとの連携も図りながら大阪市内の博物館施設の所蔵品を紹介し、所蔵品の市民等への認知向上、教育的利用の促進、誘客による地域活性化、大阪市内の博物館をはじめとする国内外の博物館施設への所蔵品データの周知、連携などを図れるようにすることを目的とする。

事業概要

上記目的を達成するために、Webサイト「デジタル大阪ミュージアムズ」を構築し、博物館のDX研修を実施した。
2025年の関西・大阪万博に向けて国内外からの誘客のために「デジタル大阪ミュージアムズ」大阪の宝コンテンツページでは、選定した120点の大阪の宝を公開するフォルダを作成した。デジタル大阪ミュージアムズには、各館の収蔵品を横断検索できる統合型データベースの機能を持たせた。
大阪の宝は、万博開催期間中に各館で実際に展示することを想定しており、事前に「デジタル大阪ミュージアムズ」の大阪の宝コンテンツページを見た閲覧者が来阪・来館意識を高められるようにする。

実施項目・実施体系

事項① 博物館群の所蔵データ公開にかかる基礎共通フォルダ制作事業
・大阪市内で活動する博物館群の所蔵データ公開に向けての基礎共通フォルダ考案・構築に向けての制作を実施する。

事項② DX戦略にかかる研修
・資料のデジタル化にかかる留意事項等を学ぶ

実施後の成果・効果等

事項①主に下記2つの機能を持つウェブサイト「デジタル大阪ミュージアムズ」を構築し、令和6年2月20日に一般公開を行った。(2月26日現在ユニークユーザー数約820 表示回数約16,000)
(1)大阪博において公開する収蔵品「大阪の宝」コンテンツ。(2)大阪市立美術館、大阪市立自然史博物館、大阪市立東洋陶磁美術館、大阪市立科学館、大阪歴史博物館、大阪中之島美術館の公開用データベースを基盤にした統合データベース「大阪コレクションズ・アーカイブ」。※(1)と(2)の一部はCMSによる登録を可能にした。
(1)「大阪の宝」は収蔵品のストーリーに合わせて、「市民の力」「都市の力」「未来への力」「芸術の力」「風土の力」フォルダを作成して公開。収蔵品の画像種別に合わせて「高精細画像」「3D」「VR」のフォルダも作成した。公開した収蔵品は18点。今後も公開作業を継続。
(2)統合するための基盤ができ、キーワードによる横断検索もできるようになった。データベースの項目統一については引き続き検討中。ジャパンサーチとの連携は未。現在、館のデータベースを公開作業中の館もあり、以降も改善等継続が必要。
事項②博物館のDX戦略にかかる研修を2回行い、うち1回は他の博物館関係者も参加可能にした。
(当日参加者のべ合計150名。見逃し配信<一部、限定公開>で2月26日現在のべ80回再生。)

事業実績(PDF)

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