MuseumDX(博物館DX)推進事業

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No.1 多館種連携による非公開資料のデジタル化とオンライン公開による博物館展示機能のDX推進業務

No.1 多館種連携による非公開資料のデジタル化とオンライン公開による博物館展示機能のDX推進業務)

実行委員会

国立大学法人北海道大学総合博物館

中核館

国立大学法人北海道大学総合博物館

事業目的

現状の分析による課題を克服するため、博物館が収蔵する標本資料のデジタル化手法を効率化することで専任以外のボランティアでもデータ取得・登録を可能とし、館のデータベースの充実と活性化を図る。

同時にデータベースの検索・公開機能の充実を図り、利用範囲を制限しないで公開することで研究目的以外にもデータベースの利活用法を拡大し、オリジナルユースにも応える。 最終的にはオンラインによる広域な博物館同士の情報発信能力を強化し、「文化のハブ」としての博物館機能のDX化を図る。

事業概要

【データベース登録システム構築と公開】既存の専用データベースの長所を踏襲しつつも、一般ユーザーが登録・検索可能なデータベース管理システムを開発し、研究目的だけでなく、教育や商用にも利用範囲を拡大する。また、この機会に標本資料のデータアーカイブを促進させる。

【他館との連携】地域、業態が異なる館の参画により、自館が収蔵しえない標本資料をオンラインで共有することが可能となり、新たな展示・研究・誘客を図る館同士の連携を強化する。初年度は北海道大学総合博物館を中核館とした7館(内道外2館)の参加となるが、次年度以降は道内外の博物館にも積極的に参加を呼びかけ、標本資料のデジタル化およびデータベースの利用を推進・拡大し、国内外への情報発信力を促進する。

【デジタル化手法の確立】既存技術を併用することで、一般ユーザーでも精度の高いデジタルデータを取得可能なシステムを構築し、標本資料のデジタル化を促進する。具体的にはデジタルカメラ撮影、スキャナーによる写真・図版の入力、スマホなど汎用デバイスを利用した3次元データ化など、デジタルデータ取得手法の標準化を進める。 【学芸員等の人材育成】3次元データ化手法や既存の文化財撮影技術などを学ぶ機会を企画する。

実施項目・実施体系

1.デジタルアーカイブ・オンライン化
(1)データベース構築
(2)標本データデジタル化
 ①北海道大学総合博物館
 ②群馬県立自然史博物館
 ③北九州市立自然史・歴史博物館
 ④むかわ町穂別博物館
 ⑤北海道立北方民族博物館
 ⑥札幌市円山動物園
 ⑦札幌市博物館活動センター
(3)データベース・ポータルサイトの公開

2.学芸員等の人材育成
(1)写真撮影技術研修会
(2)デジタルデータ取得手法講座

3.教育・普及
(1)学生向けデジタルデータ取得手法教育
(2)一般向けデータベースPR動画の作成・公開

実施後の成果・効果等

・データベースオンライン公開システムの構築
 8,508点のデータを公開。
・標本デジタル化:4,081点
・データベースオンライン公開による標本データの利活用(データベースのページビュー):トップページ1,637PV、検索結果一覧ページ5,308PV(令和6年1月31日から2月22日)
・学芸員DX人材育成講座等開催
 令和5年度8回(写真撮影技術研修会、デジタルデータ取得手法講座)
・データベースの公開支援
 一般向けデータベースPR動画の公開およびチラシの配布:動画視聴回数336回(令和6年2月6日から2月24日

事業実績(PDF)

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