令和6年度 地域課題対応支援事業

No.15 地域共創協学デジタル化事業

No.15 地域共創協学デジタル化事業)

実行委員会

地域共創協学デジタル化事業実行委員会

中核館

九州大学総合研究博物館

事業目的

本事業ではこれまで培ってきた“市民と博物館が共に創り協力して学ぶ”「地域共創協学」の手法を根底にすえ、まちの資料や記憶などのデジタルアーカイブ(DA)化を公民館・地域団体などと共働して行いまちの変化に伴う喪失を防ぐこと、DA活用の可能性を模索・検討することをとおして、上記課題解決の一助とすることを目的とした。

事業概要

DAの作成:公民館や地域団体の収集した資料のデジタルアーカイブ化。団体所蔵の資料整理・デジタルデータ化・目録作成、ウェブサイト・データベース作成 など
DAを活用したバーチャル展示:DA活用の可能性として、市民にも可能な簡便な方法でのオンライン3D仮想展示室の作成に向けた開発・拡張・整備 など
DAをめぐるコミュニティの形成:オンラインシンポジウム、市民のためのDA作成支援テキスト、SNSでの事業・DAの紹介、関係団体へのヒアリング など

実施項目・実施体系

【活動1】「共創協学で創る箱崎(ハコザキ)アーカイブ(HA)」・・・「まちの学芸員」や地元地域との共創協学的なDX・DA化:①有志団体等が収集した資料のDA化;②まちの散在情報DA化;④暫定ウェブサイト・リアル催事連携
【活動2】「市民が創る展示ーバーチャル3Dエキシビション(V3DE)」・・・DAに格納された画像・3Dデータ・テキスト情報などをバーチャル上でシームレスに利用・展開する要素技術の拡張技術開発と検証:①3D・デジタルデータ作成;②システム拡張技術開発;③検証ワークショップ
【活動3】コミュニティマネジメント・普及・・・①「まちの学芸員」活動支援;②テキスト制作;③オンラインシンポジウム;④情報発信;⑤ヒアリング

実施後の成果・効果等

【活動1】①地域団体所蔵資料のDA化(2団体計190件強)、②散在情報92件のポータル化、④暫定ウェブサイト立ち上げ1件・リアル催事連携3件(うち往来の一般30名弱からの50枚以上の写真資提供:市民のDAへの参画を促し今後の基盤が整った。
【活動2】①ハイクオリティ3Dデータ11件・2団体資料画像約1,000件、②システムのオンライン拡張化、③ワークショップ1回5名参加:利活用への目処がたった。
【活動3】①「まちの学芸員」主催展示1回、②テキスト1冊、オンラインシンポジウム2回・のべ参加計70名、ほか:ニーズや課題の抽出、実践への基盤ができた。

事業実績(PDF)

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