地域課題対応支援事業
年度絞り込み
事業区分で絞り込み
No.1 ~であう・まなぶ・つながる~「みんなのキンビ」プロジェクト
実行委員会
「みんなのキンビ」プロジェクト実行委員会
中核館
秋田県立近代美術館
事業目的
秋田県立近代美術館を中核に多様な主体が連携・協働し、障害の有無等にかかわらず、美術を通じて人々が出会い、ともに学び合える場を創造することで、「障害者の生涯学習」の促進や地域のつながりづくり、地域活力の向上等に寄与する。
事業概要
当館を中核に、美術、教育、福祉、産業技術など様々な分野と連携・協働し、シンクタンク機能をもつ「みんなのキンビ研究会」、美術を介して人と地域をつなぐ「キンビコミュニケーター」の養成を行い、アクセシビリティの向上と年齢や障害の有無等にかかわらず多様な人との出会いの場の創出を目指す。プロジェクトの成果を展示する「みんなのキンビ展」を地域の多様な人、団体と協働で開催し、地域の魅力について共有するとともに地域のつながりをつくる。記録映像や報告書等によるプロジェクトのアーカイブ、実行委員会における評価とフィードバックを行い、次年度につなげる。
実施項目・実施体系
(1)しかける~「みんなのキンビ」ネットワーク構築事業
(2)うごかす~地域との協働アートプロジェクト「みんなのキンビ展」
(3)のこす~記録映像作品の制作
(4)ふりかえる~評価とフィードバック
実施後の成果・効果等
●美術館を核としたネットワークの構築と、地域が抱える課題の明確化
・「みんなのキンビ研究会」「みんなのキンビ展」等の取組を通して様々な主体とネットワークを構築し、今後プロジェクトで向き合うべき地域課題を明らかにした。
●キンビコミュニケーターの養成
・高校生から70代までの20名のキンビコミュニケーターを養成した。障害者のアクセシビリティ向上に努める意識を高めるとともに、多世代間の交流につながった。
●多様な主体、市民との協働による美術展、ワークショップの開催
・県内外、31の企業や団体、学校、個人と連携して「みんなのキンビ展」を開催し、前年同時期の展覧会の2倍以上の来場者(満足度100%)があった。
●障害者のアクセシビリティ向上に向けた取組
・鑑賞支援ツール「さわってみる絵」を作成し、視覚障害者と一緒に鑑賞するワークショップを実施するなど、多様な人と一緒に鑑賞するプログラムの実施が可能になった。
●郷土の自然・食、文化芸術を切り口とした交流の創出
・「みんなのキンビ展」において「大根」を切り口とした展示と8回のワークショップを行うことで、農業や産業、食など幅広い視点から鑑賞・体験が可能になり、来場者の興味関心を喚起した。