地域課題対応支援事業

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No.32 発信!どこでもミュージアム

No.32 発信!どこでもミュージアム)

実行委員会

ヤマト・天理の歴史文化をめぐる」実行委員会

中核館

天理大学附属天理参考館

事業目的

博物館の展示室から飛び出し、様々な手段を通じて、外へ向かって情報を発信します。ICT技術、ペーパークラフト、野外イベントなど、何らかのかたちで中核館とつながっていれば、そこが学びの場になるというモデルケースを造ることを目指します。

事業概要

博物館の展示室と学校の教室をオンラインで繋ぎ、リモートで展示解説や資料紹介を行います。また、中核館の収蔵品をモデルにしたペーパークラフトを作成し、頒布します。さらに、中核館の周辺に所在する歴史的建造物を見学するツアーを実施します。利用者がどこにいても博物館と繋がることができる新しい関係性を作り出していきます。

実施項目・実施体系

1.紙でつくる参考館コレクション              

(1)広報用チラシの作成・市内折り込み                 

(2)「館蔵資料ペーパークラフト」の作成               

(3)「館蔵資料ペーパークラフト」の配布・実演         

(4)アンケートの実施              

(5)効果の検証・報告書作成・発信            

2.天理の近代建築を巡る            

(1)広報用チラシの作成・市内折り込み                 

(2)実地見学の検討会議            

(3)実地見学の実施                

(4)アンケートの実施              

(5)効果の検証・報告書作成・発信            

3.参考館にきいてみよう!          

(1)学校との検討会議              

(2)学校授業でのオンライン学習実施          

(3)効果の検証・報告書作成・発信  

実施後の成果・効果等

博物館から積極的に情報を発信し、たとえ博物館に足を運ばなくても、何らかのかたちで収蔵品や学芸員の専門的な知識にアクセス可能な方法を提供するというのが、本事業の立脚点でありました。その具体的な方法として3つのプログラムを用意し、実施しましたが、いずれも参加者の満足度は非常に高く、教育効果も発揮できたのではないかと考えています。特に博物館の展示室と学校の教室をオンラインで繋ぐ試みでは、中核館、天理市教育委員会、参加校の間で綿密に打ち合わせを行い、先駆的な教育プログラムを実施することができました。将来的には恒常的なサービスとして軌道に乗せることができるよう、実施した際に参加校から得た感想や、中核館で携わったスタッフの反省点などを、今後の改善に活かしていく所存です。また、天理市に所在する唯一の総合博物館である中核館が文化的ハブとして機能を強化する上でも、博物館の物理的な枠組みを飛び出した本事業は、新たな可能性を追及するメルクマールとなりました。

事業実績(PDF)

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