地域課題対応支援事業
年度絞り込み
事業区分で絞り込み
No.25 次世代と地域文化をつなぐミュージアムプロジェクト Ver.2
実行委員会
KYOTO地域文化をつなぐミュージアムプロジェクト実行委員会
中核館
京都府立京都学・歴彩館
事業目的
次世代を担う子どもたちが自らの暮らす地域の文化資源を実際に体験・体感することで、地域の魅力を再発見し、地域への愛着を深めるとともに、地域文化の継承を図る。
さらに、府内博物館を対象とした事例報告サミットを開催することで、事業拡大・交流の機会を創設しながら、同時に府民に対しても地域愛や次世代継承の大切さを発信することで、京都府民が自分の生まれ育った地域を自らの言葉で語り、次世代につないでいく社会作りに博物館の立場から貢献する。
事業概要
Part1 ふるさとの魅力再発見プロジェクト(地域文化資源体験事業)
■京丹後市久美浜町の小学生約30名を対象として、地域プロジェクトリーダー館の丹後古代の里資料館の学芸員サポートのもと、須田区の湯舟坂2号墳や周辺の遺跡等を巡るツアーを実施。
■体験では、考古学を専門に学習する京都府立大学生や郷土史に詳しい地域の方との交流やインタビューを行い、より自発的で学びの深い取組になるよう工夫し、地域の魅力を再発見する。
Part2 つなプロWebコンテンツ&事例報告サミット(地域拡大・展開事業)
■つなプロ実施地域拡大や地域の実情に合わせた発展を目指し、博物館がつなプロに参画する動機付け・働きかけの取組を行う。
■各地域の取組とその特徴が一目でわかるデザインされたWebコンテンツの創設。あわせて、府内博物館関係者に対し、令和3年実施の「宮津モデル」・「亀岡モデル」の関係者と今年度の取組関係者を招いた事例発表会を実施し地域拡大に向けた動機付けと交流の場とする。
Part3 「次世代と地域のことを真剣に考える」つなプロシンポジウム(つなプロ理念発信事業)
■博物館の機運の高まりだけではなく、府民全体に対して、「ふるさとの魅力を次世代に伝え、つなぐことの大切さ」を伝える取組を展開することで、地域住民レベルで新たなつなプロが生まれる土壌作りを行う。
■今年度の取組紹介に加え、地域をつなぐ取組を展開している有識者を招いたシンポジウムを行う。
Part4 効果検証
■全プロジェクトが終了し、その効果等についてアンケート結果の分析等を踏まえ、有識者の意見を聞く会議を行い、次年度以降の取組に活かす。
実施項目・実施体系
1.ふるさとの魅力再発見プロジェクト(地域文化資源体験事業)
(1)プロジェクト検討会議
(2)事前学習
(3)「つなプロ発表会 in 京丹後市久美浜町」広報
(4)ふるさと魅力発見ツアー
(5)体験発表①「校内発表会」
(6)発表準備
(7)体験発表②「つなプロ発表会 in 京丹後市久美浜町」
(8)アンケート実施
(9)成果物作成(AtoZ冊子)
2.つなプロWebコンテンツ制作(地域拡大・展開事業)
3.「次世代と地域のことを真剣に考える」つなプロシンポジウム(つなプロ理念発信事業)
(1)広報
(2)つなプロシンポジウム
(3)アンケート実施・分析
実施後の成果・効果等
1.ふるさとの魅力再発見プロジェクト(地域文化資源体験事業)
(2)事前学習
・日時:令和4年9月22日(木)3~4時間目
・場所:京丹後市立高龍小学校
・参加:高龍小学校5年生29名
・内容:大学生、博物館学芸員と一緒に地域の古墳について学び体験する。
・動画:https://youtu.be/TS4p7Vu4roI
(4)つなプロふるさと魅力発見ツアー
・日時:令和4年11月28日(月) 9:30~12:00
・湯舟坂2号墳、須田平野古墳など
・参加:高龍小学校5年生29名・校長先生・担任、丹後古代の里資料館、京都府立大学生
・内容:「高龍小学校5年生Ryu Tuberがふるさとの古墳の魅力を発信してみた!」
・動画:https://youtu.be/2umHXZcRo2Y
(5)体験発表①「校内発表会」
・日時:令和4年11月5日(土)
・場所:京丹後市立高龍小学校
・参加:高龍小学校5年生29名
・内容:これまで学んできた内容を創作劇にして、在校生・保護者に発表
・動画:https://youtu.be/CKXidRm_d2g
(7)体験発表②つなプロ発表会in京丹後市久美浜町
・日時:令和4年12月19日(月) 14:00~15:30(13:30開場)
・会場:京丹後市役所久美浜庁舎 2階大会議室
・定員:100名(参加無料・事前申込不要)
・参加:80名(関係者・小学生含む)
・内容:博物館学芸員・大学生と地域について学習・体験したことを高龍小学校5年生が発表
・動画:https://youtu.be/0V7vOICjkuQ
2.つなプロWebコンテンツ制作(地域拡大・展開事業)
・日時:令和5年2月1日(水)完成・公開
・内容:これまで「つなプロ」の取組を進めてきた3地域「宮津」「亀岡」「京丹後」のモデルが一目でわかる体験ツアー動画やAtoZ冊子の掲載、マップ機能など、次世代にも興味を持ってもらえるようデザインされたWebコンテンツの実装
・サイトURL:https://museumforum.pref.kyoto.lg.jp/tsunapro/
3.「次世代と地域のことを真剣に考える」つなプロシンポジウム(つなプロ理念発信事業)
・名称:京都発!つなプロ 次世代と地域文化をつなぐミュージアムシンポジウム
・日時:令和5年3月11日(土)10:00~12:00
・会場:キャンパスプラザ京都(会場参加またはYouTubeにてライブ配信)
・対象:①博物館・美術館等関係者、学芸員を目指している方
②教育関係者・学校教員
③次世代育成、地域文化(地域の宝)、ミュージアムに関心のある方
・参加:会場参加者数 28名 YouTube 29名 合計:57名
・内容:これまでのつなプロ取組紹介に加え「次世代と地域文化をつなぐミュージアムの役割や課題」について参加者と一緒に考え、つなプロ理念や成果等の発信を行う。