地域課題対応支援事業
年度絞り込み
事業区分で絞り込み
No.19 地域との協働による未指定等文化財の調査および保存環境の構築事業
実行委員会
三島地域資料調査会
中核館
三島市郷土資料館
事業目的
地域と協働で市内に所在する地域資料を調査・把握し、保存・継承・活用していく環境を構築する。具体的には、地域資料の重要性を周知し、調査・保存・活用の担い手を確保・養成し、地域資料の現状の把握と所有者との間の協力体制の構築を行うことにより、「地域資料は地域全体で守り、伝えるもの」という意識を広めていく。
事業概要
①地域全体で保存・継承を担う意識を醸成するための周知活動。
②地域資料の調査・保存・活用の担い手(ボランティア)を確保、養成するための講座の開催。
③学校・民間に所在する地域資料の調査・リスト化を進め、日常的契機による散逸・消滅を防ぐとともに、災害時の備えとする。
実施項目・実施体系
1地域資料の活用と保存・継承に向けた周知活動
①文化財講座(小学校出前講座より変更)、②公民館出前講座、③小学校ミニ展示会
2地域資料の調査・保存・活用の担い手養成
①ボランティア養成講座(文化財連続講座)、②ボランティアスキルアップ講座
3学校・民間所在資料の把握
①小学校所在資料の調査、②民間所在資料の調査、③資料リストの分散保管(災害対策)
実施後の成果・効果等
1公民館等で講座を計4回実施し、大人向け・子供向けの各説明資料と講座用資料のセットを整えられた。また小学校ミニ展示会を実施し、学校出張展示の開催形態が整った。
2ボランティア養成講座計8コマを実施し、22名の新規加入者を得た。またボランティア現会員向けのスキルアップ講座計6回を実施し、より多様な資料の整理・調査に対応できる知識・技術の習得を果たせた。またボランティア活動に新たに組み込む予定の民具整理・古文書剥離作業について、必要器財と作業マニュアルを揃えることができた。
3小学校7校・個人宅3件で調査を行い、学校資料については成果をまとめたパンフレットを刊行した。調査先の選定から、調査先との間で保存・継承のための覚書を取り交わすまでの一連の流れを確立し、効率的な調査方法を整えることもできた。また調査リスト・記録写真は中核館・所有者・県博物館協会事務局で分散保管することとして、日常的・非日常的契機による散逸・消滅を防ぐ体制を構築できた。
事業実績(PDF)