地域課題対応支援事業

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No.12 砺波の民具AR・ネットワーク活用事業

No.12 砺波の民具AR・ネットワーク活用事業)

実行委員会

砺波の民具AR・ネットワーク活用委員会

中核館

砺波市立砺波郷土資料館

事業目的

昔の暮らしや道具を知らない若い世代、将来の文化を担う青少年をはじめ多くの世代に砺波地方の生活文化、米作りの歴史、地域のつながりを様々な民具や資料を通して伝え、幅広い世代に地域文化の理解と地域への愛着を育むとともに、地域活性化と観光資源の開発に資する。

事業概要

1.様々なメディアやイベントを通した、砺波の民具や昔の暮らしへの関心を高める事業の展開
 ア.「ふるさと学習」の実施 
 イ.幅広い世代に応じた企画展の開催 
 ウ.冊子「衣の歴史」発行

2.ARの画像、動画、アニメーションの機能を生かした展示、広報方法の構築
 ア.コンテンツ企画、検討   
 イ.コンテンツ制作、公開

3.連携各館、関係団体の特徴や機能、強みを生かした多様な事業展開、連携体制の構築
 ア.「ふるさと学習」の共催  
 イ.地区公民館連携事業  
 ウ.昔の農業体験活動支援 

4.AR等使った展示とともに、実物に触れる、試す、感動をキーワードにした体験活動の展開
 ア.民具体験「民具で遊ぼう・民具手入れ」
 イ.連動したワークショップ
 ウ.民具再生公開事業  

5.砺波の民具や地域文化理解のボランティアグループの育成 (研修会、懇談会)

実施項目・実施体系

1.様々なメディア等を通して多世代に砺波の民具や昔の暮らしへの関心を高める事業
 ①体験を組み込んだふるさと学習 
 ②季節の展示 
 ③「衣の歴史」発行

2.ARの機能を生かした展示、広報方法を構築  
 ①ARコンテンツ企画 
 ②コンテンツ制作

3.連携各館、関係団体の特徴や機能、強みを生かした多様な事業展開と連携体制の構築

4.実物に触れる、試す、味わうなど体験を通した事業 
 ①民具の手入れ 
 ②ワークショップ

5.地域文化理解の民具ボランティアグループの育成と懇談会

実施後の成果・効果等

1.様々なメディア等を通して多世代に砺波の民具や昔の暮らしへの関心を高める事業
 小・中学校「ふるさと学習」や昔の農作業体験では、昔の道具を体験することで暮らしの工夫や農作業の苦労に関心を持たせることができた。「季節の展示」ではテーマに沿った民具にスポットを当てて紹介することで、新たな発見を感じられる展示とした。冊子「衣の歴史」では、衣類の移り変わりや砺波地方の布に関わる生業などを体系的に学習できる内容にした。

2.ARの機能を生かした展示、広報方法の構築
 民具を紹介するために動画や静止画を用いてコンテンツを制作し、展示室内に設置した。小学生が視聴しても理解できるように内容を検討するとともに、視聴スタンプを収集できる機能を持たせて巡回意欲を高める工夫を行った。設置初日には小学生の見学学習が実施され、新聞社やCATVによる報道が行われた。

3.連携各館、関係団体と連携した企画と事業実施
 学校や公民館と連携し、昔の農作業体験や郷土学習、ふるさと学習を実施した。また、公民館活動の一環として三助焼体験を実施し、砺波の伝統文化に触れる機会を提供した。

4.実物に触れる、試す、味わうなど体験を通した事業の展開
 ふるさと学習ではARコンテンツを視聴したのちに、実際に農具を動かす体験も行った。筵織り体験では機械の仕組みや製作手順を習って作業体験を行い、竹スキーづくりでは親子で昔の家庭生活スタイルを経験した。また、虫干し体験会では、参加者から貴重な衣類の体験談を共有することができた。いずれも砺波地方の生活文化の一端を感じる機会となった。

5.民具ボランティアグループの育成と懇談会  ARコンテンツや分かりやすい展示の工夫を話題として様々な意見が交わされた。今後も活動の協力を得るとともに貴重な意見提供の機会を継続していくことになった。

事業実績(PDF)

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