令和6年度 地域課題対応支援事業

No.4 〈ことば〉でひらけ!まちかど文学館プロジェクト事業

No.4 〈ことば〉でひらけ!まちかど文学館プロジェクト事業)

実行委員会

〈ことば〉でひらけ!まちかど文学館プロジェクト実行委員会

中核館

世田谷区立世田谷文学館

事業目的

1.世田谷区の文化資源を掘り起こし参加者の創作活動に結びつけ、〈ことば〉の可能性を押し広げること。
2.文学へのアクセシビリティを高め、目の不自由な方や小さな文字が読みにくい方、日本語を読むことが困難な方にも文化芸術体験を創出すること。

事業概要

1.近隣地区、関東大震災後から区内で独特の寺町を形成した烏山寺町での〈ことば〉を使ったワークショップの実施。
2.「やさしい日本語」と施設運営のあり方を探る職員研修の実施。
3.耳で聞く〈ことば〉に着目した出張展示における音声コンテンツの構築。

実施項目・実施体系

1.地域の文化資源を利用した創作体験の実践
(1)ワークショップ「世界を切り取るみじかい詩」
(2)ワークショップ「街の音、なんて言ってる?」
2.文学館における「やさしい日本語」プログラムを検討
(1)ヒアリングの実施
(2)職員研修の実施
3.社会包摂的な文化芸術体験の創出
(1)出張展示バナー、音声コンテンツ制作「目と耳で出あう寺山修司 詩と演劇」

実施後の成果・効果等

 〈まちかど〉の風景から創作する短詩と音楽・作詞のワークショップを開催し参加者が地域の文化資源を再発見する機会を創出。地域の文化資源を掘り起こす活動は一度で終わるものではなく、場所を変えても実施できるワークショップモデルを構築した。
 〈ことば〉を扱う地域総合文学館として、さまざまな背景を持つ来館者に向けたあらたなアプローチを検討。多言語とは別に「やさしい日本語」をテーマにした研修を実施し、文化施設で「やさしい日本語」を使う実践力を高め、職員の意識醸成を図った。
 館と地域をつなぐ「出張展示事業」をより幅広い対象に届けるため、展示バナーとともに音声コンテンツを開発した。2025年は世田谷区ゆかりの作家・寺山修司の生誕90周年にあたり、開催中のコレクション展「寺山修司展」と連動して内容を深めた。本コンテンツをベースとして、別作家での展開も想定した持続可能な内容で構築した。

事業実績(PDF)

<戻る