地域課題対応支援事業

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No.18 紙芝居を活用した地域記憶の継承・アーカイブ化と他世代間交流

No.18 紙芝居を活用した地域記憶の継承・アーカイブ化と他世代間交流)

実行委員会

浦戸・御畳瀬地区文化継承委員会

中核館

桂浜水族館

事業目的

本事業では上記の現状を解決するため以下3点を目的として設定する。
①地域文化の継承・発信・アーカイブ化
人口減少・少子高齢化と自然災害によって失われる地域文化を調査・収集し、アーカイブ化することで将来の世代へ継承する。またその内容を対外的に発信することで地域外での継承を模索する。
②生涯学習を通じた生きがいの創出
事業の中で地域や年齢の垣根を超えた交流と、年齢のステップに適した学習の場を提供することで生活に刺激を増やし生きがいを創出する。定期的なイベント・交流により若年層は様々な価値観を理解し、高齢層には外出の機会創出となる。
③地域の魅力の再発見と地元愛の創出
地域文化の調査・学習を通してこれまで気づかなかった地域の魅力を発見する機会とする。これらの活動を通じて地元愛を育み、これからも住みたい、地元に戻りたいと感じられる地域作りに貢献する。

事業概要

紙芝居を共通メディアとして、地域文化の継承・発信・アーカイブ化を行う。
作成にあたり、地域の高齢者への取材や県内外の文化と比較を行い題材の選定を行った上で他博物館やNPO等に協力を依頼し、学術的な観点からの検証を行う。結果をもとに地元住民自ら紙芝居の作成と上演を実施する。地元住民や大学生の協力を得て紙芝居の多言語化とアーカイブ化を担当し、地域外への発信を行う。
各ステップにおいて適宜、講師派遣やボランティア等の協力依頼を行い、当館単体では叶わない学習機会の提供も行う。また、地域文化の継承を目的として、人口減少により実施が見送られている祭礼等に参加し、紙芝居の内容に生かすものとする。

実施項目・実施体系

1.浦戸・御畳瀬地区の地域文化の調査
 ①浦戸・御畳瀬地域文化継承検討会議
 ②地域住民への聞き取り調査
 ③出張調査(地域比較・被災地における文化継承)(1)
 ④調査報告会
2.浦戸・御畳瀬地域文化継承の紙芝居作成
 ①地域文化紙芝居題材選定会議の実施
 ②紙芝居作成講座の実施(ワークショップ)、紙芝居の作成
 ③紙芝居の作成
 ④中間報告会
3.浦戸・御畳瀬地域文化の対外発信
 ①地域文化交流会の実施・水族館での紙芝居上演
 ②紙芝居の他言語翻訳
 ③特別展の実施
 ④SNS発信・広報・アーカイブ化
 ⑤報告書の作成

実施後の成果・効果等

【成果】
・紙芝居4作品完成
・3回上演、延べ150人聴講
【効果】
アンケート調査より
〈参加者(大学生〉〉
〇浦戸・御畳瀬地区への関心:〈実施前〉3.5pt〈実施後〉8.5pt
〇同地区への関わり:〈実施前〉3.5pt 〈実施後〉9.2pt
〈紙芝居聴講者〉
〇浦戸・御畳瀬地区への関心:〈実施前〉2.2pt〈実施後〉8.2pt
〇同地区への関わり:〈実施前〉3.4pt 〈実施後〉8.1pt

事業実績(PDF)

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